あらすじ

創立百年を迎える田舎の伝統校、嶺南高校。 どこにでもいる、外面に氷の仮面を張り付けたような男子高校生――氷凪燈真は、波風の立たない平穏な日常を何よりも愛していた。 しかし、そのささやかな願いは、二学期初日。一人の転校生の登場によって音を立てて崩れ去る。 現れたのは、都会の超名門お嬢様学校からやってきた少女――箱入詩織。 蛍光灯の光を反射する柔らかな卵色の髪に、吸い込まれるような空色の瞳。彼女の浮世離れした美しさに、教室中が静まり返り、直後に騒然となった。 そんな中、担任の朝比奈陽菜から下されたのは、あまりに無慈悲な宣告。 「氷凪くん、彼女の『お世話係』よろしくね!」 その日から、燈真の日常は一変した。 椅子の運び方すら知らず、購買のパンを「温かい魔法」と呼び、コンビニの『お釣り』という概念に首を傾げる……。想像を絶する世間知らずな詩織は、なぜか燈真にだけは全幅の信頼を寄せ、無自覚かつ至近距離まで踏み込んでくるのだ。 全男子生徒からの殺意に近い嫉妬を背負う羽目になった燈真。 クールを装うポーカーフェイスの裏側で、パニックと「――かわいすぎるだろ」という本音の激しい葛藤が幕を開ける。 鉄壁の平穏(スクールライフ)を軽やかに破壊していく、とびきり可愛い「天災」お嬢様。 少し――いや、かなりズレた二人が織りなす、甘くて騒がしい「常識教育」ラブコメディ!

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/13
  • 現在の作品世間知らずな箱入さん。