あらすじ
「世界の『正解』を捨ててでも、君という『エラー』を愛し抜く。――これは神の理(システム)を破壊する、最も美しい共犯の記録である。」
過去をやり直し、自らの人生(シナリオ)を都合よく書き換える。
そんな甘美な後悔の毒に魅入られた『リテイク・マイ・ライフ』の最初の密室。
狂いゆくシステムの中、愛する者の記憶と自我を守るため、より深く残酷な迷宮へと踏み込んだ『RULKA リテイク・シンドローム~第二の密室~』。
終わらないループと絶望の連鎖をくぐり抜け、二人が最後に辿り着いたのは、運命という名の【最後の密室】だった。
絶対的な同調圧力、狂気を帯びた青春の箱庭、そして二人を「悲劇のヒロイン」と「滑稽な道化」へと引き戻そうとする冷酷で完璧な「神のプロトコル」。息の詰まるような閉鎖空間の中で、論理も、倫理も、世界の理(ことわり)すらもが彼らを追い詰めていく。
だが、彼らが導き出した答えは、世界を救う正しいハッピーエンドではなかった。
「神様、ごめんなさい。この愛は、世界を壊す重大な欠陥(バグ)です」
タイムリープの法則を逆手に取り、絶対的なシステムに牙を剥く極限の心理戦。
張り巡らされた伏線がすべて収束し、17時51分のサイレンが鳴り響く時――読者は、狂気と紙一重の「究極の純愛」を目撃する。
息もつかせぬサイコロジカル・サスペンスと、胸を締め付けるエモーショナルな熱量。
神をも欺き、すべてをゼロに還す「真っ白な結末」へ。純愛リテイクシリーズ、堂々の完結。