あらすじ
高校二年生のユウとミオは、昔からずっと一緒の幼馴染だった。
明るく誰からも好かれるミオと、教室の隅で静かに過ごすユウ。
正反対の二人だったが、帰り道を歩く時間だけは昔から変わらなかった。
しかしある日、ミオに彼氏ができたことを知ったユウは、自分でも抑えきれない劣等感と独占欲を抱えてしまう。
河川敷での口論。
感情的になったユウは、思わずミオを突き飛ばしてしまう。
転落事故。
動かなくなった幼馴染。
数ヶ月後、卒業式の日。
机の中に残されていたのは、ミオが書いた一通の手紙だった。
『春になったら、付き合ってください』
叶うはずだった未来を失った少年が、
“春”の訪れとともに絶望を知る、鬱系青春短編。