あらすじ

2015年、インドネシアの熱帯の街・バンジャルマシン。 内向的な少年・エドと, 太陽のように明るい少女・あかりは、小学校の校門の前で小さな「指切り」をした。 しかし、経済危機があかりの家族を襲い、彼女は故郷である日本・長野県へと帰国してしまう。さよならも言えないまま、二人の道は分かたれた。 10年後。エドは貯めた全財産と、胸に秘めた病、そして一途な想いを抱えて、雪降る長野の地を訪れる。 すべては、あかりにもう一度会うため。あの日渡せなかった想いを伝えるため。 しかし、再会した彼女の隣には見知らぬ男の姿があった。 そして、彼女がエドに向けたのは、温かな再会の言葉ではなく、氷のように冷たい一言だった。 「すみません……どなたですか?」 これは、熱いバリト河の記憶を抱えた少年が、極寒の長野で「忘れられる」という死よりも辛い結末に立ち向かう、最も切なくて残酷な純愛物語。 あの日、僕たちが交わした約束は、雪と一緒に溶けて消えてしまったのだろうか。

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小説を読もう2026/05/12
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