あらすじ

惑星ラグナ=スケイル第七観測群の宙域に、一隻の戦術航宙艇が降下した。 機体に刻まれた紋章は「SV-07」──新設されたばかりの実験的精鋭部隊、 セレネ・ヴェイル。 選抜された六人の隊員と、たった一人の隊長。 無口で、感情を見せず、けれど誰よりも正確に仲間を守るその"隊長"── 進藤結花の存在は、最初から何かが歪んでいた。 任務を重ねるたびに、隊員たちは違和感を覚え始める。 記録の矛盾、観測データに残る"二重に見える恒星"、 そして、誰よりも先に危険を察知する結花の不可解な行動。 ある日、結花は単独で「空白区域」へ向かい、通信を断った。 残されたのは、ひとひらの戦闘服と、誰にも記憶されなくなった隊長の名前だけ。 「記録されないものは、誰の中にも残らないのか?」 これは、星がひとつ消えた夜の物語。 そして、それでも彼女を覚えていようとした少女たちの、静かな記録。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/12
  • 現在の作品星が消えるとき