あらすじ
※『偽りの聖女と悪役令嬢』の続編です。
“愛される加護”によって人々の心を歪めていた聖女エミリア。
悪役令嬢クラリスによって真実を暴かれた彼女は、全てを捨て、一人で生きる道を選んだ。
――それから一年後。
南部地方で、“奇跡の聖女”の噂が広がり始める。
病は癒え、人々は笑顔になり、誰もが聖女を愛していた。
けれど、その中心にいたのは。
かつて過ちを悔い、姿を消したはずのエミリアだった。
「少しだけ、使ったんです」
孤独に耐えられなかった。
誰にも必要とされないことが、怖かった。
だから彼女は、再び“愛される加護”へ手を伸ばしてしまう。
これは、
反省してもなお弱く、
同じ過ちを繰り返してしまう“偽りの聖女”と。
そんな彼女を、最後まで見捨てなかった悪役令嬢の物語。
『人は、同じ過ちを繰り返す。
だからこそ、誰かと生きるのだ』