あらすじ

月が、少しずつ地球へ近づいてくる。 最初は「綺麗」と騒がれていた異変だった。 けれど次第に、海は空へ流れ始め、人々は同じ夢を見るようになる。 ——暗い海底。 ——沈んだ巨大な月。 ——そこからこちらを見つめる無数の目。 高校生の浅葱は、夢を見るたび身体の中に“海”が増えていくことに気づく。 耳の奥で鳴る波の音。 吐き出す海水。 そして、月に呼ばれる人々。 やがて彼は知る。 近づいていたのは月ではない。 人類そのものが、“海だった頃”へ戻ろうとしていた。 静かな終末と、巨大な宇宙の海を描く青春SFホラー。 最後の一行で、世界の見え方が変わる物語。

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小説を読もう2026/05/12
  • 現在の作品月が近すぎる