あらすじ
ここは、何も起きないはずの場所だった。
回復期リハビリテーション病院の薬剤部。
そこでは、決められた手順と正確さが日常を支えている。
しかし、その静かな現場には、誰も気づかない小さな違和感が紛れ込むことがある。主治医が作成した紹介状に記された奇妙な言葉。
患者の口からこぼれる、現実と少しねじれた話。
薬剤師・緑川真白は、静かにそれを拾い上げる。
事務の藤澤朱莉、ナースの青野太朗をはじめとする個性豊かなスタッフとともに、
日常の中に潜む“少しだけおかしな出来事”を、静かに観察していく。
これは、医療現場の裏側で起きる、ほんの小さな違和感の記録である。