あらすじ

世界を滅ぼそうとした邪神を討伐した異世界渡航者、クロバ・カイト。 勝利の直後、崩壊した邪神の向こうに開いたゲートへ吸い込まれた彼は、女性上位主義国家《秋津島皇国》の尾張国へ落ちてしまう。 黒髪黒目、中肉中背、どこにでもいそうな顔。 ただし、死んだ魚のような目をした彼の中身は、いくつもの異世界を渡り歩いた生存技術の塊だった。 戦闘は徒手空拳と支援魔法。 薬学は錬金術、本草学、西洋医学、東洋医学、調剤基礎まで網羅。 空間・時間・幻惑といった禁忌級の魔法も扱えるが、面倒事が増えるので基本的には使わない。 そんなカイトの望みはただ一つ。 今度こそ、静かに薬屋を開いて暮らすこと。 だが、彼が落ちた尾張国では、織田家のお家騒動が起きていた。 母を殺され、家臣団に見放されかけた少女――織田信長と出会ったことで、カイトの平穏な薬屋生活は開店前から遠ざかっていく。 「俺は薬屋だ。軍師じゃない」 「死なせないだけだ。勝たせるとは言ってない」 邪神を倒した薬屋志望と、尾張を継ぐ少女。 薬と医術と死なせない戦支度が、秋津島の乱世を少しずつ変えていく。

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カクヨム
カクヨム2026/05/12
  • 現在の作品黒葉薬舗、開店できません――邪神殺しの薬屋志望、織田信長に拾われる――