あらすじ

五十一歳の久住宗介は、元大型貨物の運転手。 物流、配送、倉庫、段取りに詳しいだけの、どこにでもいる壮年の男だった。 だが目を覚ますと、そこは泥と煙にまみれた戦国の野営地。 周囲には敗走寸前の足軽たち。 転がる槍、冷えた粥、湿った薪、乱雑に積まれた米俵。 兵糧はある。 味噌も、塩も、干物も、水場もある。 それなのに、扱いが悪すぎて兵たちは腹を空かせ、明日には動けぬ有様だった。 刀は振れない。 槍も使えない。 戦のことなど何もわからない。 それでも宗介は気づく。 「これでは、戦う前に倒れる」 腐った米と使える米を分け、湿った薪から火を起こし、味噌粥を作り、味噌握りを配り、水と荷を整える。 現代の物流と現場仕事で身につけた段取りが、敗れかけた足軽たちを少しずつ立たせていく。 これは、戦えぬ男が兵糧を握り、戦国で居場所を得る物語。

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小説を読もう2026/05/12
  • 現在の作品戦国に転生した五十一歳、兵糧係から成り上がる 〜刀は振れないが、腹を満たせば兵は立つ〜