あらすじ
私は子爵家の次女カルディナ・クルジュ。一つ年上のお姉様はマリエッタ。
お姉様は綺麗で優しくて皆から好かれる人だ。柔らかいブロンドと透き通った青い瞳のお姉様と、黒に近い焦げ茶色の髪にキツく見える金色の瞳の私。
お姉様と私、どちらか選べと言われたら十人中、十人がお姉様を選ぶだろう。
お姉様は私にも本当に優しいのだ。全てにおいて、悪意が無く私の為に『良かれ』と思っての行動だと言うのは分かる。それが良いか悪いかは別にして。
いつしか、お姉様の『良かれと思って』は私にとって負担でしかなくなる。心が壊れそうな時、私を救ってくれたのが、男爵令息のカッシュ。
カッシュの協力を得て、私は子爵家から逃走する。