あらすじ

天華国の後宮、天華宮に住まう皇后候補の妃、雪花は感情を表に出すことを避け、無表情で生きていた。 それは信頼のおける侍女や国の頂きに立つ帝にも、どんな人にも表情を崩さず、靡かず、孤独を貫く彼女を人々は「氷の妃」と呼び、敬遠していた。 しかし、雪花は別に心が無いわけではない。 表情が変わらないだけで、悲しみも苦しみも怒りも感じられる。 「わたくしの力で誰かを傷付けるのなら、自分が我慢したら良い」 そう思っていた雪花の前に現れたのは、遊学から帰ってきた帝の弟、春陽だった。 どんな雪花でも受け入れ、あたたかく見守ってくれる春陽の存在に、雪花は少しずつ心を開いていきーー なぜ、雪花は感情を出せないのか。 そして、雪花は笑うことができるのか。 これは、自分の感情を閉じ込めていた氷の妃の心が、ゆっくりと雪解けしていくお話。

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小説を読もう2026/05/11
  • 現在の作品天華宮の氷の妃