あらすじ
伯爵令嬢のリリーベル・アルデウスは堅物令嬢と揶揄されるほど、社交界における作法にうるさかった。
特に作法を細かく取り決めた『古礼』に則らなければ、ダンスも踊らないといった徹底ぶり。そのせいで孤立することもしばしば。
だが、成人を迎える年におこなわれた聖錬式で、事態が一変する。
そこで視えた光景が、『王位を継承する戴冠式で、新たな国王を誰かが襲う』というものだったからだ。
それも、襲いかかった人影は──アエラス・カブラティス公爵によく似ていた。
なぜ国の重役をしている彼が、国王を襲ったのか。その未来は回避できないのか。
調べるつもりが、ひょんなことで求婚することに。
相手は巷でも噂されるほど軽薄とされている男性。当然、周りからは止められてしまう。
それでもリリーベルは、国を救うため、恋に手練れた公爵の本当の姿を探りにいく。
氷の令嬢が幻想公爵に挑む、ロマンスファンタジーが始まる……!