あらすじ

王太子であるジョスリン殿下と公爵令嬢エレーヌとの婚約破棄宣言を引き起こした男爵令嬢アニエス……! いや、あたし、そんなつもりないっ。 婚約破棄宣言とともに、前世の記憶が蘇る。 ここは、大好きなアニメの世界! しかも、あたしって当て馬ヒロインの役割じゃない? ヒロインとは名ばかりで断罪されちゃう、あれよ! ジョスリン殿下にチャームを使ったのは、物語の強制力だわ。 だって、全然好みじゃないもの。 ああ、悪役令嬢役がよかったなあ。エレーヌさま、なんてきれいなんだろう? は! こうしている場合じゃない! 死んじゃうのは嫌だから、まずは領地に謹慎しよう。そして大人しく平和に暮らすのよ。 物語から脱するのよ!!! ***以下ネタバレありのあらすじ*** 領地に引っ込んで平和に暮らしているうちに、孤児たちの存在に気づく。 孤児たちに勉強を教えてあげたい。 そういえば、前世では小学校の先生に憧れていたわ。 ゆくゆくは、領地に学校を作れたらいいな、なんて言っていたら、執事のセドリックに領地の経済状況を勉強しろと言われて。 ……あれ? これ、なんか、おかしくない? 特産品である羊毛の帳簿がおかしいことに気づく。 いや、最初に見抜いたのは、孤児院のルネなんだけど。 ルネは学習能力が高く、あっという間にあたしを追い抜いてしまって、セドリックからいろいろ学んでいるの。 金髪碧眼のルネ。 金髪碧眼は本来は王家特有の色。でも、王家の血が入った貴族にもまれに見られる。……教会の孤児院の中では目立つのよね。 彼はいったい、何者なのかしら? ……ルネ、もしかしてあたしのことが好きなのかしら? いやいや。 あたしは18歳、ルネは13歳。 あたしは年上が好きなんだってば! の、はずなんだけど。 羊毛帳簿の不正を暴いたり、火事からたすけてくれたり。 あたしのために伯爵家に行ってくれたり。 それから何より、「物語の強制力」だと思っていたことが 実は陰謀であることを暴いてくれたり。 ルネ。 弟だといいなって思っていたけれど。 ……年下も、いいかもしれない。

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小説を読もう2026/05/11
  • 現在の作品当て馬ヒロインなんて嫌だから、さっさと退場して平和に暮らします! (とか思っていたら、年下の天才くんがあたしのことを好きみたいで……⁉)