あらすじ
何をしても長続きせず、周囲に笑われれば「まあ、いいか」と諦めてきた女子大生・瀬名真琴。就活も私生活も中途半端な自分を変えたくて彼女が足を踏み入れたのは、ボルダリングジム『VERTEX』だった。
そこには、容赦ない言葉で核心を突く無愛想な指導員・朝倉恒一がいた。指の皮が剥け、筋肉が悲鳴を上げ、何度もマットに叩きつけられる日々。しかし、一センチずつ高い場所へ手を伸ばす過程で、真琴は「逃げない自分」を少しずつ形作っていく。
これは、履歴書には書けないけれど、誰にも奪えない「誇り」を掴み取るまでの、泥臭くて真っ直ぐな再起の物語。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」