あらすじ
貧しい酒場で働く青年・エルは、ある夜、客に絡まれていたところを“冷酷騎士”と恐れられる公爵家当主シオンに助けられる。
無表情で冷たいと噂されるシオンだったが、彼はエルへある“契約”を持ちかけた。
――期間限定の、偽装恋人になってほしい。
強引な婚約を迫ってくる貴族・フィリクスを遠ざけるため、シオンはエルを恋人として公爵家へ迎え入れることに。
読み書きも礼儀作法も分からなかったエルは、執事やメイドたちに支えられながら、少しずつ公爵家での暮らしに馴染んでいく。
けれど。
不器用ながらも優しく、自分を大切にしてくれるシオンに、エルは次第に惹かれていった。
一方のシオンもまた、健気で真っ直ぐなエルを失いたくないと思い始め――。
これは、“契約”から始まった二人が、本物の恋を知っていく物語。
甘いお菓子。
一緒に囲む食卓。
「おかえり」と「ただいま」がある日常。
冷酷騎士の溺愛は、今日も止まらない――。