あらすじ
国の表沙汰にできない「闇や怪異」を裏で葬ってきた禁忌の呪術公爵家。その長女アメリアは、日々人知れず王宮に結界を張り、這い寄る怨念を退治していた。
しかし第二王子レイナルドは、アメリアを「不気味な毒婦」と罵り、あざとい聖女マリアを選んで婚約破棄を突きつける。アメリアは忠告もせず、笑顔で王宮の「厄除け結界」をすべて撤去して立ち去った。
実はマリアの「聖女の力」の正体は、人の精神を蝕む最上級の怪異【千手泥】。守護者を失った王宮には、夜な夜な悍ましい怪異たちが侵入し始め、バカ王子たちは不眠と恐怖で精神を崩壊させていく。
一方、アメリアは隣国の超大国・バルドル帝国へ。そこで「死神」と恐れられ、強力な霊媒体質のせいで深刻な不眠症に喘ぐ若き皇帝ジュリアスと出会う。アメリアの呪術だけがジュリアスに極上の安眠をもたらし、彼はアメリアを「俺の唯一の安らぎ」と狂おしいほどに大溺愛! 添い寝を強要される甘すぎる日々が始まる。
今さら「呪い殺されそうだから助けてくれ」と泣きつく元婚約者たちを、帝国の腕の中から冷徹に見捨てる、最強のオカルトざまぁ&溺愛ファンタジー!