あらすじ

夕立と日直の仕事で帰りそびれた僕は、雨宿りのために立ち寄った図書室で、ずぶ濡れの交換留学生、マレナ(マレ)と出会う。  手持ち無沙汰な二人が始めたのは、図書室の専門書にあったお話迷路作り。選択肢を間違えれば物語が破綻してしまう奇妙な迷路に、マレは持ち前の奔放な感性で新しい道を切り拓いていく。  ノートの上で広がる空想の旅は、いつしか二人の日常や、言葉にできない記憶と重なり合っていく。 雨が上がり、西日が差し込む図書室で、マレが口ずさんだ異国の歌は、僕が大切にしている蝶の標本と、夢の中で繰り返される「語り部」との対話を呼び覚ました。 迷路の終わりに書き添えられた“To be Continued”の文字通り、現実と幻想が溶け合う放課後のひとときは、新たな物語の始まりを告げていた。

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カクヨム
カクヨム2026/05/10
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