あらすじ

おやおや、そんなに急がなくても大丈夫ですよ。ゆっくり、お茶でも飲みながらお話ししましょうかね。 七十五年も歩いてきますと、演歌の節回しが、なんだか自分自身の思い出をなぞっているように聞こえてくるんです。 一番好きなのは、あの「こぶし」が、凍えた指先を温めてくれるような優しさを持っているところ。悲しいときも、寂しいときも、あの歌声が「あんただけじゃないよ」と隣で寄り添ってくれているような気がしてねぇ。 近頃の賑やかな歌もいいけれど、私はやっぱり、このしみじみとした温かさに、明日への力をもらっておりますよ。これこそが、私の宝物です。

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カクヨム
カクヨム2026/05/10
  • 現在の作品75歳老人、異世界転生したのじゃが魔王討伐より終活をしてます。