あらすじ

身分を、消された。 獣人差別が根付く架空都市国家・ヴェルダニア連邦。近獣種の狐の少女シャルロッテは、一族代々の稼業である運び屋として裏社会を駆け抜けてきた。ハンドルを握る瞬間だけが、何も考えなくていい唯一の時間だった。それが呪いだとわかっていても。 だが、所属していた組織が壊滅。貯金を失い、指名手配を恐れ、行き場もなく路上へと追いやられた彼女の前に、かつての依頼人・狼のレナが現れる。 「身分を変えたい?」 レナが持ってきたのは、裏社会最上級組織が主催する非合法ストリートレースの話だった。賞金は6000万円。首都ラーヴェンの環状高速「R2」を舞台に、夜ごと命を賭けて走る連中の世界。 普通の生活を買うために。静かに、平和に生きるために。 シャルはハンドルを握り、再びあの道へ戻っていく——逃げるためではなく、今度は自分の意志で。 チームには訳ありの連中が揃っていた。 夢を差別に潰されて裏の王になった猫。 一度の失敗を胸に抱えて自由を夢見る狼。 まっとうな場所を追われても車を愛し続ける銀狐。 夜視力を武器に夜の高速を駆けるふわふわした魔族。 車への情熱だけで生きている犬。 全員が、違う自由を求めていた。 これは、普通の場所では生きられなかった奴らが、それでも走り続ける物語。 We wanna be free. この物語は私が中学2年の時に執筆したものをリメイクしたものです。

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小説を読もう2026/05/10
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