あらすじ

明治八年、東京。 維新の功臣たる長州藩士の子・瀧川彦齋は、上野の森にて一人の少女と出逢ふ。 少女の名は實松梅子。 會津戰爭にて家族を失ひし舊會津藩士の娘なり。 新しき時代は、文明開化を謳歌せり。 されど人の心には、未だ戊辰の硝煙消えやらず。 惹かれ合ふ二人の戀は、やがて藩閥の憎惡と、時代の冷酷の中に追ひ詰められてゆく。 ——若し此の世にて結ばれぬならば。 白梅散る隅田川のほとりにて、二つの魂は最後の契りを交はす。 維新の影に咲き、帝都の闇に散りゆく、悲戀浪漫小説。

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カクヨム
カクヨム2026/05/10
  • 現在の作品白梅水月