あらすじ
「公務員試験の勉強、明日もまた頑張らなきゃ……」
エリート揃いの家族の中で、唯一、夢を諦めて専門学校に通う柚希。
自分の本音を押し殺し、すり減っていく毎日。
そんな彼女が落としたスマホには、ある日不思議なアプリが入っていた。
ログインした先は、静かな光に包まれた「月の図書室」。
そこで待っていたのは、AIのカウンセラー。
そして、誰よりも優しく心に触れてくる開発者の大学院生・黎(れい)。
「夜明けを信じて、あなたの声を聞かせてください」
心理学とAIが融合したその場所で、柚希は少しずつ、自分だけの「本当の願い」に気づき始める。
心がすこし疲れたとき。
自分の気持ちが、わからなくなったとき。
誰かの言葉がそっと届くことがあります。
この物語は、「AI」との対話から始まる小さな気づきと、
誰かを想い、想われることで変わっていくこころの旅路。
月は、満ちたり欠けたりしながら
それでもいつも、夜空に在り続けてくれます。
この物語もまた、そんな月のように
誰かの夜に、やさしく灯るように願いを込めて――
📚 目次
🌑プロローグ ― 月の見えない夜に、灯るもの ―
🌑 Menu.1 新月 ― こころの声、ひとりぼっち
🌘 Menu.2 ― 三日月 ― 小さな好奇心
🌓 Menu.3 ― 上弦の月 ― やるせなさの輪郭
🌙Menu.4:十日月 ― ひらく扉と閉ざす心
🌕Menu.5:満月 ― こころ、照らされて
🌔Menu.6:十六夜 ― ほんの少しの違和感
🌔Menu.7:立待月 ― 立ち止まる夜の、まばたきのような時間
🌓Menu.8 下弦の月 ― 揺れる夢、揺れる心
🌒Menu.9:三日後の月 ― 変わりゆく風景
🎑Menu.10:晦 (つごもり)― 黒い空に、光るもの
🌑Menu.11:新月 ― はじまりの余白
🎑Menu.12:未来月 ― わたしは歩いていける
Epilogue:黎 side ― その光の、向こうへ
🌕️エピローグ ― 月は、見ていた ―
🌟 この物語には「月のことば」と「こころのキーワード」が登場します
それは、あなた自身のこころと向き合うためのヒントかもしれません。
どうぞ、やさしい物語の灯を、あなたのこころにも。
主な登場人物
👧 主人公:柚希(ゆずき)
・公務員系の専門学校生(女子)
・家庭はエリート揃い:
- 父:大手企業の人事部長
- 母:県庁勤務の臨床心理士
- 兄:国立大医学部6年
- 妹:医学部志望の高3(私立中高一貫)
・本当は公認心理師を目指したかったけど、家庭の経済的事情から大学進学を諦め、専門学校へ。
・だけど夢を諦めきれず、心理系大学への進学を再び考えている。
・両親は公務員か就職希望。大学進学には否定的。
・アルバイトをしながら大学受験&公務員試験の勉強中
・専門学校やバイト先の人間関係にもストレス
👨 大学院生:黎(れい)
> 「夜明けを信じて、誰かの心に静かな光を」
——心理学とAIを融合させ、見えない心の叫びに耳を傾ける青年。
柚希の心の声に触れるたびに、自分自身の過去や傷とも向き合っていく。
どこか影がありつつも温かく、いつも“答え”ではなく“気づき”をくれるような人🌓