あらすじ
何人かのグループが広がって歩いているところに、道の向かい側から車が来る。誰か一人はよけないとすれ違えない。そんな状況で動いた一人はそのグループの中で「格下」になる。
なんで? と思うかもしれない。でもこれが社会の仕組み。「ああ、この人はみんなの為に譲ってくれるんだ。犠牲になってくれるんだ」と思われたらおしまい。一度目は「ごめんねー、ありがとー」でも次は「またヨロシク」になって、おかしいと気付いたときにはもう格付けが済んでいる。「なんでいつもと同じことしてくれないの」と責められる。そのときその人は既にグループの一員ではなく、奉仕の義務を負った格下だ。
人間関係も社会構造も、誰かが我慢して損をしなければいけない状況はありふれている。様々なルールを用意して人は自分の下に他人を押しやる。
そういう格の番付の中で、私がいるのは最底辺。家でも学校でも往来でも私は誰にでも譲り奉仕しなければいけない。
だから私は逃げ出した。格上が誰もいないところへ。そして出会った。神様と出会った。
どうせこのまま生きてもDIE。なら破れかぶれでDIY。
※注意※
ご近所トラブルなどでその土地に住めなくなった厄介なひとはどこへ行くのだろう。そういう人がたどり着く最果ての流刑地のような土地があるのでは、という発想から始まっているので登場するモブ町民の言動が特に説明なく非常にあれな使用になっております。
実際のご近所トラブルの場合にはむしろ良識ある人のほうが離れていくことのほうが多いのではないか、とも考えているので引っ越しに対して偏見を持っているわけではありません。
・不定期更新