あらすじ
「魔力の減衰率、空気抵抗、予測進路……すべて計算通りだ」
万年Fランク探索者の一条蓮。彼が授かったのは、戦闘には全く役立たないとされる外れスキル『詳細計算(ログ・カリキュレーター)』だった。
エリートパーティに「荷物持ち」として連れて行かれ、最下層で囮として捨てられた絶体絶命の瞬間。彼の脳内で、世界のすべてが「数式」として再定義される。
物理法則、魔法の定義、ダンジョンの構造――。
「計算」が終わった時、指先一つで神話級の魔法が解体され、最強の怪物が塵へと変わった。
しかし、彼は気づいていなかった。
その無双の様子が、落とした配信デバイスを通じて世界中に生中継されていたことに。
「え、今の何?」「魔法を指で消した……?」
ネットが騒然とし、国家が動き出す中、本人は無自覚に最短ルートでダンジョンを蹂躙し続ける。
これは、無能と蔑まれた男が「理(ロジック)」で世界をハックし、いつの間にか頂点に君臨する物語。