あらすじ
“アタッチメント”とは、心理学における「愛着」を指す言葉。
人は幼いころから誰かと繋がり、安心を覚えることで、初めて愛着を知る。
そして、自分を肯定していくための最初の感情の結び目ともなる。
だが、主人公の宮入羽澄はその“正しい愛着”を知らないままに育つ。
与えられなかった優しさを、自分なりに解釈して。
見捨てられないための言葉を覚え、嫌われないための表情を身につけて、他人との距離だけは上手く測れるようになった。
でも、それだけだった。
これは、正しい愛を知らなかった少年が、
“愛されること”を学ぶまでの物語。
そして、勘違いだらけだった彼のアタッチメントが、
ようやく本物へ変わっていくお話。