あらすじ

「ぼっちになるくらいなら……もう二度と、俳句なんて詠まない」 小学六年生の奥野ことはは、季節の言葉を集めた「歳時記」を愛する少女。 しかし、かつて俳句コンクールで大賞を取った際、クラスのボス・真白からの嫉妬とハブりを受けたトラウマから、自らの才能を固く封印していた。 そんなことはの前に現れたのは、クールな転校生・守人。 彼はこともなげに、信じられない事実を告げる。 「お会いしたかった、お師匠様。おまえは、松尾芭蕉の生まれ変わりなんだ」 時を同じくして、街には「無季ばけ」と呼ばれる得体の知れない化け物が出現し始める。 それは、巡りゆく季節と変化を憎む神・久遠が放った、世界の時を止めるための刺客だった。 守るべきは、美しき四季の移ろい。 武器にするのは、心の奥に閉じ込めた「五・七・五」の調べ。 「紙守」の守人が張る結界の中で、ことはは再び筆を握る。 それは自分を苦しめた元親友・真白を、そして凍りついた神の心を溶かすための、命がけの「俳句バトル」だった。

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カクヨム
カクヨム2026/05/09
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