あらすじ
派手な容姿とは裏腹に気弱な性格の侯爵令嬢ユーフェミアは、〝予知夢〟を見る能力を持っている。
そんな彼女がある晩、夢を見た。
高台で高嗤いする女。
彼女の眼下には、燃え盛る町と城。
そこは、彼女の住んでいた国だ。
女は自分の手で壊滅させた祖国を見下ろし、嬉しそうに嗤っている。
「私を裏切った、当然の報いよ」
その女の姿と声は、紛れもなくユーフェミア自身だった。
〝予知夢〟はこれまで一度も外れたことがない。
このままでは、〝予知夢〟どおり自分が祖国を壊滅させてしまう。
悩んだ末に、ユーフェミアは婚約者である王太子のハミルトンに相談することにしたのだが……