あらすじ
ブラック企業で心身をすり減らしていた黒澤太一(35歳)、ある日突然、眩しい光に呑み込まれた。
気づけば見知らぬ神殿。どうやら異世界に転生してしまったらしい。
だが、そこで待っていたのは歓迎ではなく“烙印”だった。
転生時に得たスキル焔神の加護。
司祭に理由も説明もなく、「危険だ」と決めつけられ、太一はあっさりと国から追放されてしまう。
一緒に働いてきたはずの同僚たちでさえ、彼を見る目は怯えたものに変わっていた。
何がどうなっているのか分からないまま、太一はひとり国境の外へ放り出される。
……しかし、流れ着いた先は価値観がまるで違う軍国主義の国家だった。
そこでは太一の加護は恐怖ではなく、純粋な力として評価される。
生まれて初めて、自分の力を必要としてくれる場所を得た太一は、胸の奥で何かが静かに燃え始める。
追放された男は、焔神の加護を武器に軍事国家で成り上がっていく。