あらすじ
軍事国家ヴォルティスが隣国の宗教国家ハスフェリアを侵略するための切り札「黒い結界」の崩壊で作戦は失敗した。
仲間の研究員たちが逃げ出す中、黒い結界の動力源『ハスフェリアの歌姫エレナ』が臆病研究員ライナーの目の前に落ちてきた。
死にかけの彼女を抱え、
一週間泣きながら逃げ続けたのは、ただ「生きてほしかった」から。
だがエレナは、目を覚ますなり——
「は?灰ネズミ、何勝手に抱えてんのよ!」
わがまま、暴言、やらかし。それでもライナーは彼女を見捨てない。
逃亡する中で二人の距離も少しずつ近づいていく。
声を奪われた“わがまま歌姫”エレナが、すべてを取り戻していく物語。