あらすじ
「さっき、好きな人が死んじゃったんだ……」
夜の公園で、クラス一の人気者──推上ほたるは、泣きながらそう言った。
アニメと“推し”をこよなく愛するギャル、推上ほたる。
学校一可愛いとも評されるそのルックスと、裏表のない明るい性格から、誰からも好かれているクラスの中心人物。
一方、夏目蓮太郎といえば、高校2年になっても友達のひとりできないような平凡な男子高校生。
そんな彼女と自分が関わることなんてない。
そう思っていた。
──あの日の夜、公園でひとり泣いている彼女に出会うまでは。
「ねぇ、ちょっとだけ話付き合ってくれない?」
その出会いをきっかけに、少しずつ距離を縮めていく二人。
“推し”を大切にするほたるは最初、蓮太郎へ抱く感情も“推し”みたいなものだと思っていた。
けれど、自分の「好きなもの」を真っ直ぐ受け止めてくれる彼と関わるうちに、その気持ちは少しずつ変わっていって──。
「これは推し……じゃなくて好き?ていうか大好きじゃん!」
恋愛本を読んでは空回りしたり。
距離を詰めたあとで、自分が真っ赤になってしまったり。
蓮太郎の何気ない一言に、心臓を撃ち抜かれてしまったり。
これは、“好き”に真っ直ぐすぎる恋愛積極的ギャルと、少し臆病で優しい男子高校生が紡ぐ、不器用でじれ甘な青春ラブコメ。