あらすじ
孤児院で虐待を受けながら育った少女ルーナリアは、ある日突然「王女」だと告げられる。
魔力を持って生まれたせいで疎まれ、“愛されない子”として育った彼女。
王宮へ迎えられたあとも、その心には孤独が深く残り続けていた。
そんな彼女の隣にいるのは、無口な護衛騎士レイモンド。
魔力を持たないことで家族から見放されてきた彼は、静かにルーナリアを守り続けている。
魔力があるから孤独だった王女。
魔力がないから孤独だった騎士。
真逆の理由で傷ついてきた二人は、どこかよく似ていた。
けれど愛を知らずに育ったルーナリアは、レイモンドの想いにまったく気づいていない。
さらに、幼い頃に孤児院で出会い、心の支えになってくれた“ある大切な人”との再会が、止まっていた運命を再び動かしていく──。
かつて交わした約束を胸に、ルーナリアは“大魔法使い”を目指す。
これは、孤独だった二人が、少しずつ“居場所”を見つけていく物語。