あらすじ
地球近傍天体を監視するブライアン達は、ある日、既存の天体モデルを逸脱した不自然な光度曲線を検知する。
何者かが観測レーザーを意図的に反射させているという仮説に基づき、彼らが開始した検証は、国家や巨大資本を巻き込む事態へと発展し、やがて皮肉な真実へと直面する。
『俺たちが動物から、いわゆる知的生命体になった決定的な理由は何だと思う?』
「……高度な理性か。あるいは好奇心か?」
『どちらも違う。好奇心は少し近いが、本質じゃない。答えは他者の否定、反抗だ。野生は逆らわない。』
「反抗?もう少し分かりやすく説明してくれ。」
『やっちゃ駄目だと言われたことに逆らう連中が知性を発展させるんだ。新たなルールを作ることが理性的に見えることもあるだろう。でも、そもそもルールを破るやつがいるから、新しいルールが生まれるんだろ?……テクノロジーってやつは、反抗の物質化なんだよ。』