あらすじ
桜木美月、16歳。乙女ゲーム「星降る恋の魔法陣」に人生を捧げた、どこにでもいる女子高生だ。
推しキャラのグッズに囲まれた部屋で、ゲームの攻略本を読みながら眠りにつく日々——そんな彼女が交通事故で死んだのは、ごく普通の月曜日の朝のことだった。
目が覚めたら、ゲームの世界にいた。
しかも転生先は、ヒロインの親友でも、応援したくなるモブでもなく——全6ルートで必ず攻略対象に倒されて死ぬ、ラスボスの「禁忌の魔女シャーロット・ヴァン・クリムゾン」。
現在の時間軸は、ゲーム開始の2年前。ゲームが始まるまで、まだ時間がある。
「絶対に死なない。推しに殺されてたまるか!」
美月は全ての攻略情報を武器に、シャーロットの圧倒的な魔力を使いこなしながら、死亡フラグを一本ずつ折っていくことにした。
でも——死亡フラグを折るたびに、なぜかイケメンたちがシャーロットに近づいてくる。ゲームのシナリオが、どんどんおかしくなっていく。
私を殺す運命だった「推し」たちを、今度は私が攻略する。
これは、最悪の立場から始まった最高の逆転劇。