あらすじ
この世界には三種の『ヒト』が存在する。
強靭な肉体をもち野生に近い進化を遂げた魔人、魔力を多く保有し魔法を操る天人、力もなく魔法も使えず、しかし知恵を駆使して文明を築く人間。
過去の激しい大戦を経て、彼らは大陸を分割し互いに不可侵の世界で生きることを選んだ。
『魔界』『天界』『現界』の三界が形成されて三百年。
人間達が暮らす『現界』では、七家門がそれぞれ領地をもち、実質的な統治を行っていた。
七家門と一部の富裕層、そして七家門の家主で構成された議会が有する人類軍。受け継がれた金と権力が絶対的な力をもち、彼らを至上とした階層制度が当たり前の社会がそこにはあった。
元七家門カイヅカ家最後の生き残りであるユウトは、家族が死んだ事件の真相へと近づくため、新設されたエリート軍事学校、エーデルシックザールに入学する。
差別といじめが横行する学校に、この世界と人間社会の縮図を見たユウト。
彼は何を感じ、何を思い、そして目標の果てに何を成そうとするのか。
「僕が世界を変えてみせる。たとえ、この世界を滅ぼそうとも。」
異世界の大陸を舞台に描かれる壮大な群像劇。
隔たれた世界の一つ、現界において、カイヅカ・ユウトを巡る歴史の一ページを綴った現界編、ここに開幕。
(以後、魔界編、天界編を展開予定。乞うご期待。)