あらすじ

治癒神サルヴァティスの主神殿で将来を期待された若き神官、ノア・ヴェント。 十九の歳、彼の世界は崩れた。 父──元・神殿騎士団の老兵が、異端嫌疑で断罪騎士に連行された。 罪状は「旧神の遺物の所持と、その崇拝」 三日後、父は処刑され、ノアは連座で教団から追放された。 家産は没収、加護は剥奪、街路に放り出された。 雨の街道で、彼は父の遺品の中に小さな羊皮紙を見つけた。書かれていたのは誰も読めないはずの古い文字。何日もかけて辿った先、深い谷の底に古びた石碑が立っていた。 「待っておったぞ、息子よ」 衰弱しきった声。それは三千年前に信仰を失った旧神、誓約神エイズヴァルドだった。父はこの旧神を密かに守っていた最後の信徒だった。 「破られた誓いには、罰がある。──汝は、それを執行する者となれ」 契約は結ばれた。ノアは戻る。父を陥れた高神官のもとに。

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カクヨム
カクヨム2026/05/09
  • 現在の作品【完結】破られた誓いに罰を──教団を追われた俺、旧神の名のもとに告発する