あらすじ
本能寺の変の夜。
森蘭丸は京の異様な静けさに違和感を覚える。
やがて訪れる、明智光秀の謀反。
しかし主君・織田信長は、すでにそれを予測していた。
逃げ道はある。生き延びることもできる。
それでも信長は動かない。
妙覚寺にいたはずの嫡男織田信忠も合流しても二人は、逃げなかった。
逃げることが天下への夢に続いていないと言う信長。
理解し共に死に向かおうとする信忠と頭で分かっても心がついてこない蘭丸。
誰もが正解など分からぬ中で英雄たちは自分が正しいと思う選択を決断していく。
歴史の終焉と始まりを描く、切なく静かな戦国短編。