あらすじ

【正義を貫き、閑職へ。だが、男の牙は抜けていなかった】 北町奉行所の同心・椋木重四郎は、かつては「神道無念流」の遣い手として名を馳せた男。しかし、上役の不正を糾弾したことで、彼は「定町廻り」という花形から、最も軽んじられる役職――「風烈廻り昼夜廻り」へと左遷される。 火事が起きるまで仕事がないと揶揄され、同僚からは「風だけ見ていろ」と冷笑される日々。だが、重四郎は腐らなかった。 彼は、父から受け継いだ鋭い観察眼と「風」を読む知識を武器に、誰もが見落とす江戸の闇に潜む「火種」を見つけ出す。 【柳橋の謎の芸者・清吉との再会】 かつて重四郎が救った少年のような娘・おはつ。彼女は数年の時を経て、柳橋で飛ぶ鳥を落とす勢いの美しき芸者「清吉」として彼の前に現れる。 情報の集積地・柳橋に身を置く彼女と、組織の端に追いやられた重四郎。二人が手を組むとき、江戸を焼き尽くそうとする巨大な悪の陰謀が浮かび上がる。 「風が吹けば、悪が動く。ならば、俺がその風を断つまでだ」 組織の理不尽に抗い、己の矜持を貫く男の本格時代活劇。 『風烈廻り昼夜廻り同心事件帳』、ここに開幕。

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カクヨム2026/05/09
  • 現在の作品風烈廻り昼夜廻り同心事件帳