あらすじ
「イルミナティってさ、俺たちが作ったんだわ」
世界のために働ける。
そう希望を胸に抱いて飛び込んだ職場……のはずだった。
配属されたのは秘密組織――国際陰謀論操作局。
世に蔓延る陰謀論。
それを放置すると、やがて世界は歪んでしまう。
だから、この組織は別の陰謀論を生み出し続ける。
ほどほどに信じられ、ほどほどに馬鹿にされる陰謀論を。
毒を以て毒を制す。
陰謀論を薄めるために陰謀論をばら撒く。
局が生み出した最大の汚点、イルミナティだけは全力で潰さなければ。
定時出勤、定時退庁。
極めてホワイトな職場の極めてブラックなお仕事。
投げやりな上司マーカスに、仕事よりも恋に忙しい同僚ジョン。
この胡散臭い職場には、今日も飽きれるほどのバカバカしい話が舞い込んでくる。
こんな仕事でも、世界を守る立派なお仕事。
よりマシな嘘を、少しはマシな世界のために。
そう自分に言い聞かせて、新任操作官・真中弥生は陰謀論の海を泳いでいく。
「ねえ、私たち、本当に世界を守っているのかな?」
◆生成AIの使用範囲
主に本文校正、表記揺れの最終チェックに使用しています。