あらすじ
冤罪で全てを失い、絶望の淵に立たされた紬。そんな彼女を救い出したのは、かつて愛し合った元恋人で、今や国民的俳優となった蓮だった。
彼の豪邸で始まる、甘美な保護生活。しかし、そこは情報の遮断、人間関係の破壊、そして数年前から準備されていた「紬専用の生活用品」に囲まれた、優しさに擬態した「檻」だった。
外の世界を「敵」として教え込まれ、過去さえも塗り替えられていく中で、紬は次第に思考を放棄し、彼への依存を深めていく。再会した王子様は、救世主か、それとも狂った支配者か。
一歩踏み込めば「美しい地獄」。自ら瞳を閉じ、彼という世界の全てを受け入れた女の、歪んだ純愛サスペンス。