あらすじ
死期を迎えた者の左手に浮かぶ「花紋様」。その未練を舞で祓い、彼岸へと導く者──花仕舞師。
だがその舞は、時に“愛する者すら葬る”。宿家の次女、清は、敬愛していた姉、静によって両親を殺され、自らもその手で胸を貫かれた。
──それでも、生き残ってしまった。
『十四の心に従え……』
癒えぬ傷と、消えない憎しみを抱えたまま、清は花仕舞師として旅に出る。死にゆく人々を見送りながら、“十四の徳”をその身に刻み、舞を極めていく。
すべてはただ一つ。
姉を、この手で仕舞うために。
だが──
行く先々で現れ、清を嘲笑う静の姿には、決して揺るがない“何か”があった。
やがて筆を走らせるが如く、十四の旅路の末、徳がすべて揃うとき、忘れられたひとつの言葉へと──。
そして姉妹の運命は、愛と憎しみの境界すら覆す真実へと辿り着く──。
※画像はイメージです。AIにより作成。