あらすじ
アルディア王国、北辺境フィオル村でひっそり暮らす少年ルカは、強大な魔力を秘めた魔法使い。
ある春の日、川から流れてきた記憶喪失の青年カイルを助けたことから、二人の静かな生活が始まる。
1年後、結婚したふたりは、男の子リヒトを授かり、しあわせな日々を送っていた。
しかし、ある日、突然、カイルがいなくなる。
彼は“ルカとの記憶だけ”を失ったまま、王都ルーメンに帰還していた。
幼い息子リヒトを抱え、ルカは真実を求めて旅に出る。
深い森、高い山のふもとにある古代遺跡――核心へ近づくほど道は険しくなり、王都では陰謀が渦巻いていた。
そして再会したカイルには――番がいた。
それでもルカは信じている。
“愛は記憶を越える”と。
登場人物プロフィール
■ ルカ(17)オメガ
北辺境フィオル村で暮らす魔法使いの少年
赤髪とエメラルドの瞳を持つ
小柄でかわいらしい容姿
強大な魔力の持ち主
心優しく、誰よりも一途
カイルを助け、やがて恋と家族を知る
■ カイル(ルカと同い年)アルファ
川から流れてきた記憶喪失の青年
黒髪とロイヤルブルーの瞳
背が高くたくましい
上品な所作と気品ある雰囲気
やさしく思いやりのある性格
実はアルディア王国の王子
王都にもどり、ルカとの記憶だけが欠落
王都に番がいた
■ リヒト(赤ちゃん)
ルカとカイルの子
光のように明るい存在
物語の“希望”を象徴するキャラクター
世界観
■ アルディア王国
中央には王都ルーメンがあり、司法塔(監察官本部)が権力を握る。
■ フィオル村(北辺境)
主人公ルカの故郷
寒冷で静か
針葉樹の深い森に囲まれている
旅人は滅多に訪れない
■ 高山のふもとにある古代遺跡
王都ルーメンの神殿と繋がっているといわれている
フィオル村の近くにある
■ 王都ルーメン
王国の中心
陰謀の渦巻く場所