あらすじ
女として育てられた、美貌の青年ラナ。
没落した一族の罪を贖うため、彼は“メイド”として冷酷無慈悲な公爵セヴェランに捧げられた。
正体が露見すれば、待つのは死――。
綱渡りのような日々は、ある静かな午後、あっけなく崩れ落ちる。
乱暴に剥ぎ取られるドレス。
隠し続けてきた“真実”が、白日のもとに晒される。
「お前は、男ですらない。……ただの、私の所有物だ」
低く囁かれたその言葉は、刃よりも鋭くラナを貫いた。
震える身体を抱き寄せられた瞬間、悟る。
待っていたのは処刑ではない――逃れられない、歪んだ執着。
支配と従属。拒絶と渇望。
冷え切った関係はやがて、理性を焼き切るほどの熱へと変わっていく。
それは救いか、堕落か。
愛と呼ぶにはあまりにも狂おしい、主従の檻。