あらすじ
兵頭康介は「TOKYO Swallows」で長く先発投手をやっていた。35歳オーバーのロートル投手である。スピードも150キロ出ない・・・筈だった。しかし、投げる方の腕を少し下げ、指先を切るようにストレートを投げると、球速は155キロを超え、打者の50センチ前でムービングする事に気付いた。それは、康介が大阪大学附属神宮寺高校で投手としてたった、一度だけ投げたボールだった。「使える!」兵頭は思った。その年のシーズン。兵頭は公傷として2軍で調整していた。その実は監督のチーム若返り策があった。彼は英語とスペイン語を勉強し始めた。そして、36歳にして太平洋を渡ったのだ!