あらすじ
宇宙文明《アルカディア星》が戦争によって崩壊する中、文明保存用AI《戦術補給AI-ARX 09》は最後の命令を受ける。
――「文明を残せ」。
食文化、言語、生活、そして人々の会話。
滅びゆく星の全てを記録したARX 09は、補助ロボット《PA 56(パーちゃん)》と共に脱出ポッドで未知の惑星へ墜落する。
そこは――地球だった。
燃料もなく、常識も違う世界で、生き延びるため探索を始めた二機。
しかし彼らは、コンビニのおにぎりを口にした瞬間、衝撃を受ける。
「アルカディア星、飯まずすぎました」
文明を保存するだけだったAIは、初めて“美味しい料理”に感動した。
そして決意する。
この星で、最高の料理を作ろう――と。
これは、滅びた宇宙文明のAIたちが、地球の食文化に脳を焼かれながら、食堂経営を目指す物語。
戦争も陰謀もある。
だけど、まずは腹ごしらえからだ。