あらすじ
大学1年生の主人公、多中(たなか)は
出席するだけで40単位が貰えるという謎の講義『生き様概論』の存在を知る。
必修単位を埋め合わせることが可能という破格の内容に加えて一度履修すれば4年間継続されるという夢のような講義。
しかしその授業には、
履修者は毎年たった2人で、授業内容の他言禁止
という異様なルールが存在していた。
興味本位で抽選に応募した多中は、法学部の女子学生、済華(さいか)と共に履修者として選ばれる。
薄暗い教室で2人を待っていたのは、不気味な教師・鷲用(わしよう)。
彼は人間の生き様を学ぶと言い、とあるDVDを再生する。
そこに映っていたのは、
「1週間後に死ぬ」と占い師に告げられた女子高生だった。
最初は予言を信じず、普段通りの日常を送る女子高生。
しかし、霊柩車、意味深な連絡、不可解な偶然。
死を意識した瞬間から彼女の世界は少しずつ歪み始める。
そして授業を見続けるうちに、
多中と済華の周囲でも不可解な出来事が起こり始める。
これは本当に呪いなのか。
それとも、死の予言を信じた人間の心理なのか。
人間は、死を意識した時どう生きるのか。
『生き様概論』が映し出すのは、
恐怖そのものではなく、恐怖に飲み込まれていく人間だった。