あらすじ
アメリカ南北戦争における南軍の勝利は、歴史を大きく捻じ曲げた。
1860年代に発生した世界大戦において、世界は「150年、技術の発展が遅れた」と評される程の大損害を被った。
世界大戦から約200年の時を経た2075年、日本では依然、徳川将軍家による江戸幕政、そして鎖国が続いていた。
四国土佐藩に住む青年、坂本龍太は齢21の若き土佐町奉行。
ある日江戸へ旅行に出かけた際、彼は横須賀に来校した隣国、大清帝国の超弩級戦艦『中華』と、同国の使者に媚び諂う幕府の役人らを目撃したことによって、とある幕臣の暗殺者に捕らわれてしまう。
処刑されると思っていた矢先に龍太を待ち受けていたのは、幕臣であり海軍副総裁の勝舟蘭。
彼女が口にしたのは、知ることを許されない『世界』の姿と、驚きの計画であった――。
200年の時を超えて燃え上がる『開国』の炎。新たなる志士たちが描く新たなる幕末が今、幕を開けるのであった。