あらすじ
妹は死んだ。
中学生のまま、突然死んだ。
最後に交わした言葉は、「重い」「ついてくるな」――そんな最低の言葉だった。謝る前に妹は死に、そしてなぜか、死んだはずの妹・芽衣は姉の遥の前に現れ続ける。
眠らず、食べず、それでも生前と同じように隣を歩き、笑い、話しかけてくる芽衣。遥は、芽衣が成仏できない理由を「自分を恨んでいるから」だと思い込んでいた。
だが、街に現れる怨霊たちを祓ううちに、遥は異変に気づいていく。
怨霊たちは皆、「伝えられなかった想い」を抱えていた。
好きだった。
そばにいたかった。
名前を呼んでほしかった。
そして芽衣もまた、何かを隠していた。