あらすじ

第2部:『コレが私のフライトプラン。見送る人』あらすじ ステータス修行を終え、空の「解脱」を果たした雲雀蒼空(ひばり そら)。 第2部では、彼女を地上で支える弟・陸(りく)の視点を軸に、空に魅了された姉と、彼女を見送る弟の「境界線」が描かれる。 物語は、蒼空がさらなる高みを目指して挑む「離島修行」から動き出す。 大型機が入らない厳しい航路、不規則な運航。日常の感覚を捨てて空の「最適化」に没頭する蒼空は、次第に地上の体温を失っていく。そんな彼女を「陸の外側」から見守る陸は、姉への敬意と、自分には届かない場所へ飛んでいく彼女への一抹の寂しさを抱えていた。 最大の試練は、冬の「函館ダイバート」で訪れる。 急激な天候悪化により、目的地を失い北の大地に降り立つ蒼空。大手航空会社が優先的に代替便を飛ばす中、彼女が愛する小規模な航空会社JSNは、最後に飛ばされる存在だった。 一番長く待たされ、予定は崩れ、一時は孤立無援の状況に陥る。しかし、そんな極限状態のなかで蒼空が目にしたのは、不器用ながらも温かいJSNスタッフの「温度」だった。 一週間後、日常に戻った蒼空は、PCの前で再びJSNのルートを組み始める。 「懲りない」と呆れながらも、好きなことに命を懸ける姉の横顔に、陸は静かに言葉をかける。 「好きなことに一生懸命って、素敵なことだよ。おかえり、蒼空。」 空を飛ぶ者と、それを見送る者。二人の絆が「ダイバート(目的地変更)」を経て、真の目的地へと着陸する。

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カクヨム
カクヨム2026/05/08
  • 現在の作品コレが私のフライトプラン。Good Day‼ 【第2部 見送る人】