あらすじ

一月に妻が倒れ、数日後に亡くなった。 四月の終わり、夫の宮田は台所の食器棚の上に残されていた妻の読みかけの本に気づく。 それは市立図書館で借りたもので、返却期限は一月中旬のままになっていた。 妻はどんな本を借りていたのか。もう訊くことはできない。 連休明けの火曜日、宮田は午後から仕事を休み、紙袋に本を入れて図書館へと向かう。 窓口で妻の死を告げ、延滞料を支払おうとする宮田に、職員は端末の画面を見つめながら口を開く。

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カクヨム
カクヨム2026/05/08
  • 現在の作品亡き妻が残した図書館の本を返しに行く