あらすじ

「君は余計なことを考えなくていい」 昨晩、私を面倒事から遠ざけるためにそう言い放った傲慢で不器用な婚約者レオン。 しかし翌朝、エルザのベッドを占領していたのは、一匹のモフモフな黒毛の『大型犬』だった。 どうやら、私を一人で守ろうとして秘密を抱え込んだせいで、獣化の呪いを受けたらしい。 「説明もせずに飾りみたいに扱った罰よ」 エルザは犬になった彼に容赦しない。 「お座り」「お手」「待て」 反抗的な金色の目を向けてくるくせに、本能には逆らえず従ってしまい、絶望した顔をする婚約者(犬)。 さらに呪いを解く手がかりを探すため彼の部屋を調べると、出てきたのは――大量の私の肖像画と、事細かに書かれた私の『観察日記』!? 「冷たい態度をとっていたくせに、実はめちゃくちゃ私のこと好きじゃない……?」 秘密を暴かれ、隠し持っていた激重な感情を暴露されて小さくなる大型犬。 そんな彼を連れて、エルザは裏で暗躍する敵の罠が張られた教会へと堂々と乗り込んでいく。 「私を守りたかった? なら、私の前に出るのではなく、隣に並びなさい」 無表情で有能すぎる侍女と、飄々とした老執事、そして最強の祖母を巻き込んで、強気で容赦のない令嬢が、言葉足らずな忠犬(婚約者)と共に陰謀を物理で粉砕する! 呪いが解けた後も、もう主導権は渡しません。 だってあなたは、昨日まで私の膝で撫でられていた「犬」なのだから。

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小説を読もう2026/05/08
  • 現在の作品傲慢な婚約者が犬になった朝。私にできるのは「お手」を教えることでした